CFD

CFD(Contract for Difference)とは、証拠金をベースとして現物株、指数、先物、通貨などを取り引きすることができる投資商品。CFD取引は直訳すると「差金決済取引」である。取引の内容は、投資対象の現物の受け渡しを行わずに、その売買の結果として発生した差額だけをやり取りをする。金融商品売買の結果生じた差額のみをやり取りするために「差金決済取引」とよばれる。

通常の取引では、買付代金と引き換えに株式の現物の引き渡しが行われるが、約定から引き渡し完了までに4営業日かかる。そのため、株式の購入金額と売却益を受け取ることができるのは4営業日後である。しかし、CFDであれば約定した段階で売却益を受け取ることで取引が終了するため、すぐに他の銘柄の購入資金にあてたり、もしくはおなじ銘柄に再投資をするための資金として使うことができる。

差金決済取引は株の現物取引では禁止されているが、FX、日経225先物、商品先物などで広く採用されている。

CFDは少ない投資資金ではじめられて、大きな収益機会を期待することができる資金効率のよい取引として少しずつ知られてきている。イギリスで金融市場の3割、オーストラリアでは2割近くを占めるほどの規模に成長するなど、世界的にみてもメジャーになりつつある。

以下のような特徴をもつ

レバレッジを効かせることができる
24時間取引できる
空売りをすることができる
・1つの口座で複数の金融商品をまとめて売買することができる
・株式、債券、指数、商品、通貨など、取引対象が多様である

CFDにはオーバーナイト金利というものがあり、ショートポジションを取ってそれを翌日に持ち越すときに受け取ることができる。逆にロングポジションを取ってそれを持ち越すとオーバーナイト金利を支払わなくてはいけない。金利の額は各国の政策金利によって決定されるため、銘柄を決済する国によって異なる。また、オーバーナイト金利が発生しないCFDもある。

株式を対象としたCFDなどの場合には配当金が発生する。これはロングポジションのときには受け取ることができるが、ショートポジションでは逆に支払わなくてはいけない。

近年流行しているFXもCFDの一種であり、CFDのなかで特に通貨を取り扱うものがFXと呼ばれている。