国債借換え

国債借換えとは、既存の国債の償還に際し、その償還財源を調達するために新たに国債(借換債)を発行すること。特例国債は借換えを行わず全額現金償還としていたが、建設国債は財政負担の平準化を図るために、60年間で償還するとの方針にもとづいて借換えが行われることとされた。

1985年度から特例国債を含む大量の国債の満期が次々と到来し、その大半が市中保有で、しかも償還日が特定月(特定日)に集中することが見込まれたため、借換制度の見直しが検討された。1984年6月に特例国債の借換えも認められ、1985年6月には短期国債と年度越し借換債が発行できるように改正された。

日銀による国債の直接引受は財政法5条により禁止されているが、市中から購入した国債が償還される際、これに対する借換債を引き受けることは、国会の議決を得た範囲内で実施できる。また、日銀では市中から購入した中長期国債が満期となった際、期間1年の短期国債を1回だけ引き受けているが、2005年度には2004年度に引き受けた短期国債の半分強を再度引き受けた。これには国債の日銀引受がなし崩し的に拡大しかねないという批判も出ている。