スイングインデックスとは

スイングインデックスとは、J.W.ワイルダーによって開発されたテクニカル分析における指標の1つ。 前日・当日の4本値(始値・高値・安値・終値)を使い、相場の強さと市場の方向性を測ることに使われます。 価格が上昇、あるいは下落する時の要素を具体的にまとめて、その組み合わせを数式にしています。 -100~+100までの値を取ります。

計算方法

価格が上昇(下落)する要素を5つに定義し、それを前日・当日の4本値の数値で構成される数式とした。

1.当日終値が前日終値より高い(安い)場合
2.当日終値が当日始値より高い(安い)場合
3.当日高値が前日終値より高い(安い)場合
4.当日安値が前日終値より高い(安い)場合
5.前日終値が前日始値より高い(安い)場合

1から5の全てを一律に評価するわけではない。5つの要素の中でも、テクニカル分析の基本的な考え方からすれば1がもっとも価格上昇の勢いが強い。逆に、当日の値動きが反映されていない5は、5つの中ではもっとも価格上昇の判断基準としては弱い。そこで、それぞれの基準について、重み付けを行って複合的に価格を分析するのがスイングインデックスの大きな特徴となっている。

具体的には以下のように弱く計算する数値に0.5、0.25などをかける。

(当日終値-前日終値)+0.5×(当日終値-当日始値)+0.25×(前日終値-前日始値)

これは相場の上昇の強さを表す数字であるが、同じ数字でも銘柄によってどのくらいの強さの値幅なのかが異なるため、これを数値化する。その基準なるのが、当日の変動幅で、これをトゥルーレンジをもとに計算する。そのレンジ(以下、R)を表す式は以下の3通りとなる。

 1.(当日高値-前日終値)
2.(当日安値-前日終値)
3.(当日高値-当日安値)

 1~3を算出したのち、どれが当日のトゥルーレンジかによって、強く計算する値を変える。実際には、以下の3通りの計算方法がある。

 1が最大の時、R=(H-C)-0.5 ×(L-C)+0.25×(C-O)
2が最大の時、R=(L-C)-0.5×(H-C)+0.25×(C-O)
3が最大の時、R=(H-L)+0.25×(C-O)

 H:当日高値、L:当日安値、C:前日終値、O:前日始値


その後、当日の値動きが、実際に価格が変動しうる中で、最大どの程度の値をとったのかを計算する。1日の中で、実際に価格が動きうる範囲は、1日の値幅制限(L)の範囲内となる。そして、最大どこまでの値をとったのか(K)は、

 当日高値-前日終値
当日安値-前日終値

のうちどちらか大きいほうの値を計算する。

これまでの式に、さらに、K/Lをかける。計算すると、値は-2~+2までの値をとることになるので、最後に-100~+100の値をとるように50をかけて、以下のようにスイングインデックスの式が導出される。


スイングインデックス=50×{(当日終値-前日終値)+0.5×(当日終値-当日始値)+0.25×(前日終値-前日始値)}/R×K/L

 K:(当日高値-前日終値)、(当日安値-前日終値)のうちどちらか大きい値
L:値幅制限の値
R:1が最大の時、R=(H-C)-0.5×(L-C)+0.25×(C-O)
2が最大の時、R=(L-C)-0.5×(H-C)+0.25×(C-O)
3が最大の時、R=(H-L)+0.25×(C-O)
H:当日高値、L:当日安値、C:前日終値、O:前日始値

スイング・インデックスは、当日と前日の値動きだけを対象とするため、その間の値動きについてはきわめて厳密に計算する。

読み方、使い方、特徴

一般的な使い方は、0を中心として上限を+100、下段を-100とするグラフ上で、0ラインを上に抜けた時に買い、 下に抜けた時に売りのシグナルとなります。 0を下回って-100に近付けば近付くほど売られ過ぎ、逆に0を上回って+100に近付けば近付くほど 買われ過ぎであることを示しています。


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