OTS

OTS(Offlce of Thrift Supervision)とは、貯蓄貸付組合(S&L)に対する監督制度・預金保険制度の強化を目的に、1989年8月に米国財務省の事務局として創設された監督機関。
サンフランシスコ、ジャージーシティ、アトランタ、 ダラスの4つの地域にオフィスを有する。日本語では貯蓄金融機関監督庁。

米国では、1980年代のS&Lの大量破綻を経て、従来のS&Lの預金保険制度だったFSLIC(連邦貯蓄貸付保険公社)が破綻した。

この事態に対応するため、89年に破綻S&Lの処理を促進するための財政資金投入と、S&Lに対する監督制度・預金保険制度の強化を目的とした金融機関改革救済執行法が成立した。
OTSは、後者の目的を達成するために創設された。破綻したFSLICFDIC(連邦預金保険公社)に統合され、OTSの監督下に入った。一方、前者の目的で創設されたのが、RTC(整理信託公社)で、破綻S&Lの預金保険を支払うために500億ドルの財政資金投入が実施された。