BIS基準とは

BIS基準とは、1988年7月の中央銀行総裁会議で承認された自己資本比率規制のこと。
1987年12月のBIS(国際決済銀行、Bank for lnternational Settlement)銀行規制監督委員会(クック委員会)の「自己資本の測定と基準に関する国際的統一化への提言」に基づき定められた。
さらにヘルシュタット銀行の破綻を契機に、国際業務に携わる銀行に国際統一基準として適用されることとなった。

邦銀については、93年3月末までに達成すべき目標基準比率として8%の水準が設定された。すべての銀行が基準を達成した。

自己資本比率は総資産を分母とし自己資本を分子として算定するが、分母となる総資産は各資産のリスクに応じて資産を分類して、それぞれをウエイトづけして加算した総資産とする方式が採用されている。(リスク・セット方式)

自己資本の構成項目は、基本的項目(Tier I)と補完的項目(Tier H)からなり、基本的項目は無制限に、補完的項目は基本的項目と同額まで自己資本に算入できる。

リスク・セットの算出にあたっては、個々の資産項目について、主として取引相手先の相対的な信用リスクに応して、0%、10%、20%、50%および100%の5種類のリスク・ウエイトがかけられる。たとえば、現金やOECDの中央政府。中央銀行向け債権は0%、地方債政府保証債は10%、国際開発銀行向け債権は20%、抵当権付き住宅ローン50%、民間向け債権100%、などとなっている。