ACU

ACU(Asian Cunency Unit)とは、シンガポールに1968年に設置されたアジアダラー市場のこと。非居住者による外貨と外貨の取引の誘致のため、特定銀行に特別の勘定を設けて、国内金融と遮断したうえで、その勘定を通した国際資金取引の振興を図るという人為的創設型オフショア市場である。

ACU勘定では自国通貨の使用は禁止されているものの、源泉課税は免除されている。金融規制を緩和して外貨を集め、地場企業や米国系多国籍企業への融資に運用するなどして急成長した。78年からは為替管理が撤廃され、税制上の優遇はないものの、居住者も内外取引が可能となり、外貨については事実上、内外一体型のオフショア市場となった。創設当初は約3000万ドルであった市場規模は、その後急速に拡大している。