M&Aとは

M&Aとは企業の合併と買収のこと。新規に事業を立ち上げるときに社内で企業を設立したり、既存の経営資源を割り当てて最初からはじめることもできるが、これらの方法はゼロからのスタートとなるため、かなりの初期投資が必要になって、失敗するリスクも高くなる。そこでM&Aはその事業分野ですでにある程度の規模になっている企業を合併したり、該当する事業部だけを買収したりすることで、効率的に新規事業を開始することを目的として実施される。

1980年代に米国で税制改革や独占禁止法緩和を背景にさかんに行われるようになった。

これとは投資ファンドなどの機関投資家によって行われる割安株を対象としたM&Aがある。資産が有効活用されておらず株価が割安のままになっている企業の株式を大量に取得して経営権を掌握して経営を改善して企業価値を高めて最終的には株式の売却によって利益を得る。

買収される側の合意のもとで行われる友好的M&Aと、対象企業の経営陣の同意を得ずに実施されるものを敵対的買収(hostile take over)がある。

敵対的買収を防御する方法には、ポイズンピル、ホワイトナイト、クラウンジュエルなど、様々な手法があるが、防衛にあたっては株主利益の保護が何よりも大事であるという見方が支配的となっている。