APT(裁定価格決定理論)とは

APT(裁定価格決定理論)とは、あるリスク資産の価格は、その資産を含む十分に多数の資産からなる市場ポートフォリオにおいて、裁定機会が存在しないように決定される、という資産価格形成に関する理論。CAPMの問題点を軽減できるモデルとして注目を集めた。

この理論に基づくと、元手となる資金がゼロの投資家がリスクやコストを負担することなく収益を上げることは不可能となる。

CAPMよりも優れているとされる点は、以下のような点である。

1.資産の期待収益率が正規分布であると仮定する必要がない

2.投資家の効用関数については危険回避的であるという程度の前提で通用する

3.市場ポートフォリオの投資収益率を測定しなくてもよい

4.β関数だけでなく、より一般的な経済要因などのファクターをモデルで考慮することが可能