金融機関改革救済執行法

金融機関改革救済執行法(FIRREA:Financial lnstitutions Reform, Recovery and Enforcement Act)とは、米国で貯蓄金融機関の救済を目的として、1989年8月に成立した法律。健全な貯蓄金融機関と問題のある先との峻別のために、現在経営破綻にあるか、もしくは近い将来破綻に陥るとみられる先を、新設の整理信託公社のもとで、整理していくプログラムを盛り込んでいる。

同公社は、財務長官、FRB議長、住宅都市開発長官、および2名の大統領指名委員からなる監視理事会(Oversight Board)によって監督されるが、実際の運営は、破綻銀行の管理ノウハウをもつFDIC(連邦預金保険公社)に大部分が任せられる。

また、貯蓄金融機関の預金保険機関のFSLIC(連邦貯蓄貸付保険公社)を解体し、その業務を預金保険機関であるFDICに継承させることとした。

さらに、新たな規制体系を確立する観点から、規制・監督体制の整備、業務規制の強化等を図るための諸措置として、以下のようなことを実施した。


1.監督機関の加盟機関からの独立性の維持を目的として、規制・監督機能を統括させる貯蓄金融機関監督局を新設した

2.活動に対する規制を強化するため、業務面での連邦法規制と州法規制の一本化を図った

3.経営基盤を強化して安全性を高めるため、3種類の自己資本規制を導入した

4.住宅取得用資金供給機関としての役割を重要視し、その非本来的業務を大枠で制限した