金融検査マニュアル

金融検査マニュアルとは、金融監督庁(現在の金融庁)が、1999年7月に金融検査の基本的考え方および検査に際しての具体的着眼点等を整理し、公表したもの。

検査官が金融機関を検査するときの手引書という位置づけのため、検査官はマニュアルの適用にあたり、機械的・画一的な運用に陥らないよう配慮する。各金融機関は自己責任原則のもと、このマニュアルを前提として創意工夫をし、それぞれの規模・特性に応じたより詳細なマニュアル等を自主的に作成することが求められる。

また、マニュアルの各チェック項目は、検査官が金融機関のリスク管理体制等を評価するための基準であり、金融機関に基準を達成することを法的に求めるものではない。

保険会社や証券会社・投資信託委託業者等向けのマニュアルも整備されていき、2003年7月には金融持株会社向けの検査マニュアルも作成された。

マニュアルの作成にあたり、従来の資産査定中心の検査からリスク管理重視の検査への転換や、当局指導型から自己管理型への転換を進めることなどが基本的な考え方として採用されている。