金融持株会社

金融持株会社とは、銀行、証券会社、保険会社などを子会社として保有する持株会社のこと。米国では、銀行持株会社が一般的に用いられてきたが、日本でも、1997年の独占禁止法の改正により純粋持株会社が解禁されたため、金融持株会社組織で多様な金融業務を営むことが可能となった。

子会社の破綻が他の子会社の経営動向に及ぼす影響を少なくできるといった利点がある。子会社の株式所有や処分を通じて、機動的に傘下の会社を利用できることや、会社ごとに採算管理をすることで、経営の効率化を図れるといったメリットもある。

金融持株会社を設立するということは、子会社となる銀行等の株主を金融持株会社の株主とすることが重要である。そのために、1999年に商法改正で株式交換や株式移転の制度が作られた。また、子会社間の営業の移転を容易にするため、2000年の商法改正で会社分割制度が導入された。

持株会社を利用して事業支配力が過度に集中することが懸念されている。そのため、公正取引委員会では、禁止される持株会社の類型をガイドラインで定めている。