金利リスク

金利リスクとは金利の上昇で持っている債券の評価額が下落するリスクのこと。クーポンレートが低い債券ほど、また、残存期間の長い債券ほど大きくなる。

たとえば長期運用(固定金利ベース)、短期調達(変動金利ベース)といった資産負債構造となっている場合は、金利低下時には調達コストが段階的に下がるために利益が生ずるが、逆に金利上昇時には損失が発生する。

その大きさはデュレーションで計測可能である。おもに金利先物や金利スワップ取引が金利リスクのコントロール手段として用いられている。最近はオプションなども新たなヘッジ手法として利用されている。

金利上昇は債券価格を下落させるが、一方で受取クーポンの再投資の収益率を上昇させる影響もある。金利上昇に伴う元本価値の減少分を再投資利息の増加で埋め合わせようとするのがイミュニゼーションデュレーションコントロール)であり、債券ポートフォリオの平均デュレーションとポートフォリオの投資期間と一致させることで実現するということが明らかにされている。

近年、市場金利の変動が激しくなっているため、金融機関がさらされる金利リスクも増大しつつある。そこで、各金融機関では、ALM体制の強化、リスクの定量的把握、ヘッジ対応に力を注いでいる。