配当損金参入方式とは

配当損金算入方式(dividend deduction system)とは、法人の配当を損金に算入して法人段階では課税せず、受取株主段階でのみ課税することによって配当に対する二重課税を排除しようとする方式。

支払配当を損金に算入する割合は100%とは限らない。1984年のアメリカの税制改正に際して財務省から50%の損金算入が勧告された。それ以前に日本が実施していた4分の1配当軽課制度は、4分の1損金算入と同じである。

支払配当を全額損金算入すれば、支払配当と支払利子が同列に課税されることになる。企業の資金調達に税制が中立的になるという利点がある反面、以下のような欠点がある。

1.支払利子が発生主義により損金になるのに対し、支払配当配当決議時点でしか損金にならない

2.非課税法人および外国人株主に対する課税の機会がなくなる

3.法人税率が所得税率より高い場合には、法人は利益を分配しようとする