通貨先物

通貨先物(currency futures)とは、通貨を対象とする金融先物取引のこと。金融先物取引所に上場される特定通貨の一定金額を将来の一時点に特定の価格で米ドルと交換することを内容とする取引である。

これによって、先物(予約)取引と同じように、為替リスクを回避することが可能となる。先物取引との相違点としては、取引にあたって証拠金を積む必要があること、決済は反対取引による差金決済が主体であること、金融先物取引所の規定に従う取引所取引であり、取引通貨、金額、受渡し期日を自由に決定しうる相対取引でないことなどがあげられる。
通貨先物取引は、CME(シカゴマーカンタイル取引所)がその一部門としてIMM(国際通貨市場)をニクソンショック後の1972年5月に設立したことで開始された。その後ロンドン(LIFFE)、 シンガポール(SIMEX)、 日本(TIFFE、89年6月開始)などでも導入されて取引量が大幅に増大した。