通貨スワップ

通貨スワップ(currency swap)とは、2者のカウンターパーティー(counterparty)間で、合意された期間中、2つの異種通貨の利息支払を交換して期間の最後に当初に合意された為替レートで対応する元本の交換を行うことを約定した契約のことである。

両当事者は契約期間中、元本に基づく利払いを相互に行う。多くの場合、一方の当事者が固定金利を支払い、もう一方の当事者が変動金利を支払うが、両当事者ともに固定金利または変動金利を支払うことも可能である。

契約が満了すると、両当事者はスワップの元本額を再交換する。もともと通貨スワップは、スワップ契約当事者が海外市場での購入に備えて、十分な外貨を獲得することを目的としていた。

通貨スワップは金利スワップと以下の2点において異なる。

1.通貨スワップは2つの異なる通貨間でのキャッシュフローの交換である
2.通貨スワップは、金利スワップと異なり金利だけでなく元本の交換も行うのが普通である

企業が外国の起債市場で現地通貨建て社債を発行する場合に、為替リスクヘッジや自国通貨ベースでの調達コストの確定などを目的として、発行した社債の元本および利子を自国通貨にスワップする。

取引の双方が優良とみなされている市場で調達を行って、その後債務条件を交換した場合のほうが双方が各自でそれぞれの市場で資金調達する場合のコストより、コストが低い場合に通貨スワップ取引のメリットがある。