資金需給実績

資金需給実績(supply of and demand for funds)とは、銀行券需要や財政資金収支の動向などから生ずる民間金融部門(インターバンク市場)の資金過不足が、最終的に日銀の貸出、債券売買などにより調節・補填される状況を指す。

金融市場での資金需給は、銀行券の発行、財政資金の民間収支揚げなどで資金不足となる一方、銀行券の還収、財政資金の対民間収支払(公共工事代金支払、国債元利払など)で資金余剰となり、これらは日銀勘定の増減として表される。

日銀では、1948年からこのような需給動向の統計を毎月「資金需給実績」として作成・発表していた。これは、2000年以降、「日銀当座預金増減要因と金融調節」と名称を改め、金融調節手段の掲載順序も修正して引き続き発表されている。

同時に、「マネタリーベースと日本銀行の取引」という新しい統計の発表が開始され、資金需給もしくは日銀当座預金の変動が金融政策運営上重要な指標であるマネタリーベースの変動との関連でとらえられていることが明らかにされた。