資産の証券化

資産の証券化(securitization of asset)とは、銀行や事業会社などが貸付債権等の資産を流動化して、市場において不特定、多数の投資家から資金調達をする仕組みを指す。

資産の証券化は、1970年に米国で住宅貸付債権流動化の仕組みとしてGNMAパススルー証券が開発されたことがきっかけで開始された。1980年代に入って対象資産の多様化が急進展した。

米国では今や、住宅貸付債権に限らず、クレジットカード債権、自動車ローン債権等、各種の貸付債権が活発に証券化されているほか、 リース債権、売掛債権、商業用不動産等の証券化も行う。

1980年代半ば以降、英国やフランス等でも住宅貸付債権を中心に資産の証券化が広がってきている。

日本でも近年、不動産信託や住宅ローン債権信託を活用した不動産共有持分権の小口化のほか、特債法にもとづくリース・クレジット債権の小口販売が始まるなど、資産の証券化が進展しつつある。ただし米国と比べるとだいぶ少ない。