貸付信託

貸付信託とは、「一個の信託契約に基いて、受託者が多数の委託者との間に締結する信託契約により受け入れた金銭を、主として貸付又は手形割引の方法により、合同して運用する金銭信託であって、当該信託契約に係る受益権を受益証券によって表示するもの」(貸付信託法2条)である。

1952年6月に施行された貸付信託法によって設定された。

信託期間は2年および5年の2種類で、収益配当は実績配当である。元本補填の契約が行われ、そのための準備金として「特別留保金」が積み立てられる。

貸付または手形割引の方法で運用するのは指定合同運用金銭信託に似ているが、受益権が受益証券により表示された流通性があるという特色を持つ。

受益証券は記名式と無記名式に分かれるが、記名式が一般的である。

近年、金融自由化とともに貸付信託の優位性がなくなってきて、受託残高も落ち込みつつあるため、三菱信託銀行は2005年3月から貸付信託の新規募集を停止するなどの動きを見せている。