証券金融会社

証券金融会社(securities finance company)とは、証券取引法にもとづいて金融庁長官の免許を受けた証券金融の専門株式会社。その目的は有価証券の発行および流通の円滑化や公正な価格形成に資するため、証券市場に適正な資金を供給し、証券市場の健全な発展に寄与することである。株式の信用取引制度を支える機関としての側面もある。

まず、各取引所所在地(当時9カ所)に設立された。その後、1955年の証券取引法改正時に同法上の免許会社として位置づけられ、1956年4月に機能強化の観点から東京、札幌、新潟、福岡取引所を担当する日本、名古屋担当の中部、大阪、京都、神戸、広島担当の大阪の3証券金融会社に統合された。

おもな業務は、信用取引にともなう証券会社との貸借取引貸付(資金・株券)、公社債を担保とする貸付、証券会社およびその顧客への有価証券を担保とする一般貸付の3つである。

資金調達はコールマネーと民間銀行からの短期借入が中心であるが、最近では借入有価証券への依存度が高まっている。