証券取引所

証券取引所(securities exchange)とは、有価証券の公正な価格形成を目的として、有価証券の需給を1カ所に統合して、集団的な売買を行う場、もしくは機関のこと。

日本では証券取引法で、証券取引所は一定の資格を有する証券会社を会員とする会員組織の特別法人と規定されていたが(2条11項)、2000年12月の法改正で株式会社も運営することが可能となり、大阪証券取引所(2001年4月)および東京証券取引所(同年10月)が株式会社組織に移行した。

また、その公共性に照らして、証券取引所の設立には金融庁長官の免許が必要である(81条2項)ほか、運営についても金融庁長官の監督を受けることが定められている。

1878年に欧米に1世紀ほど遅れて、東京と大阪に株式会社組織の証券取引所が開設されたのが、日本の証券取引所の始まりである。以後、全国各地に相次いで証券取引所が開設された。
これらの証券取引所は、戦時中の1943年にいったん日本証券取引所に一本化されたが、戦後の旧制度の廃止にともない、同取引所は解散された。その後1949年に、現行の証券取引法にもとづいて現在の東京証券取引所が設立され、今日にいたる。

現在、東京、大阪、名古屋、福岡、札幌の5取引所があるが、規模的には東京が圧倒的に大きく世界でも有数の取引所となっている。このほか、店頭登録株式の売買の場であったジャスダック市場も2006年12月に証券取引所となった。