証券会社

証券会社(securities company)とは、資金循環の仲介機関としての役割を果たしている金融機関のこと。日本では証券取引法28条にもとづき、金融庁長官への登録を受けた株式会社のこと。米国では米国証券取引委員会から顧客向けや自己勘定の証券を売買する認可を受けている組織のこと。

銀行は預金として受け入れた資金を需要者に貸し出しており間接金融と呼ばれる。これに対し、資金提供者が資金需要者の発行した債務証書を直接取得する方式を直接金融といい、この仲介業務を行っているのが証券会社である。

証券証書の主なものが株式と社債有価証券である。有価証券の発行・流通が行われる場としての証券市場の機能を、円滑にするために証券会社は中心的役割を果たしている。有価証券の引受、募集、委託売買を中心として証券市場に関連する多種多様な業務を営んでいる。そのほかにも資産運用計画や資産管理、教育プログラムといった多様な金融商品やサービスも提供することがある。

これらの業務は、固有業務(自己売買、委託売買、引受、募集)、付随業務(有価証券の保護預り、貸借など)、その他業務の3つに区分される。

このうちその他業務については、厳しく制限されてきたが、1998年12月以降は金融庁長官への届出あるいは承認を受けることで行えるようになった。

証券会社が自社の保有する証券を売却するときは、「本人として取引をする」という。自社や顧客のために、証券会社には調査部が置かれる。