管理通貨制度

管理通貨制度(managed currency)とは、金本位制度においては、一国の通貨発行高が正貨準備にリンクされたが、これに代わり、通貨当局が物価の安定や経済成長の確保などの政策目標の達成を目的として、為替相場の安定のためだけでなく、裁量的に通貨を管理調節できるようにした制度。

管理通貨制度には、比例準備制度、保証準備屈伸制限制度、最高発行額屈伸制限制度など銀行券発行に制限を設けている場合と、特に拘束のない制度を採用している場合がある。

日本の場合、長年にわたって最高発行額屈伸制限制度が採用されていたが、98年4月の改正日本銀行法施行により廃止された。現在では、日銀は金融政策の適切な運営により銀行券の価値安定を図っている。