積み上幅、積み下幅

積み上幅、積み下幅とは、準備預金制度にもとづく法定準備需要との対比で算出された乖離幅のこと。日銀の金融調節による資金供給額の多寡をみるうえで利用される指標の1つ。

「即日スタートのオペ実施後の準備預金残高(前日の準備預金残高+当日の資金過不足見込み+当日の金融調節増減)」から「翌日以降の残り所要準備額」を引いた額である。プラスの場合を積み上幅、マイナスの場合を積み下幅という。

積み上(下)を形成する金融調節が行われると、準備預金の積立ペースが変化して、残り期間での法定準備需要が増減する。

この残り所要準備額対比方式は、超過準備や非適用先当座預金が恒常的に存在する状況では有効性が低下するため、2000年3月からは「積み上(下)幅見込額」のアナウンスは取り止められた。