私募債

私募債(privately placed bond)とは、証券取引法上の募集に該当しない形で発行される債券。つまり、不特定多数の者ではなく、限定された者に対して有価証券の取得の申込を勧誘するというもので、特定少数の投資家または機関投資家、金融機関に対して購入を呼びかけ発行される。縁故地方債、私募事業債、私募円建て外債などがある。

募集に該当しないため、証券取引法上のディスクロージャー義務がない。

1992年の証券取引法改正で、以下の条件を満たしているものが私募と定められ、銀行などが私募債を取り扱えることが法律的に明文化された。


私募の条件
1.50名未満の投資家を相手とした勧誘
2.有価証券投資に関する専門知識、経験を有する適格機関投資家への勧誘


なお、私募債では金融機関などが融資の一形態として資金を提供する事例が多い。

また、公募に該当しない証券の募集、すなわち証券の発行者の株主や取引関係先、特定の機関投資家など特定少数の投資家に対する証券の募集を私募または私募発行という。