社債

社債(corporate bond, corporate debenture)とは、事業の拡大やその他のビジネス・ニーズのために資金を調達する手段として公開企業によって発行される債務証券のこと。厳密には株式会社が公衆に対して集団的に負担する債務のことであり、通常はこれに対し有価証券が発行されるのを原則とする。社債を発行できるのは株式会社だけとされている。

日本では、社債等登録法により有価証券が発行されない登録債も存在する。

社債のうち発行会社の株式に転換できる権利が付与された社債を転換社債、発行会社の新株の引受権を付与された社債を新株引受権付社債といい、このような特殊な権利が付与されていない社債は普通社債と呼ばれる。

このほか社債は担保の有無などで

1.特定の財産を債権の担保とした物上担保付社債
2.特別法にもとづき社債権者に先取特権を認め電力会社が発行する一般担保付社債
3.抵当権は設定されないが特定財産において他の借入金の担保に供しない特約を付した留保物件付社債
4.元利金の支払を発行会社の信用に依存する無担保社債

などに分類される。

また、発行元に応じて以下のように分類される。

1.一般事業会社が発行する一般事業債
2.電力会社が発行する電力債
3.みずほ銀行、みずほコーポレート銀行、あおぞら銀行、農林中央金庫、商工組合中央金庫および信金中央金庫が発行する金融債
4.日本放送協会(NHK)等の特殊法人が発行する特殊法人債
5.外国企業が日本国内で発行する外国企業債
6.その他


投資家は流通市場において、現在の市場価格で債券を購入できる。その場合、債券は額面価格よりも高い場合も低い場合もある。ただし個人投資家の多くは、それらの証券を専門に扱うミューチュアル・ファンドを通して社債を購入する。なお、社債による利子は、一般的には全額が課税対象である。