相互銀行

相互銀行とは、伝統的な庶民金融機関であった無尽会社から、相互銀行法(1951年施行)にもとづいて転換した中小企業金融専門機関。

普通銀行と異なり、中小企業以外への信用供与が制限されているが、相互掛金業務を取り扱うことができる。戦後の中小企業の育成と発展に大きく寄与し、みずからも発展していったが、その過程で貸出金の大口化、相互掛金業務の衰退、中小企業でなく大手企業との取引の増大、営業区域の拡大など業務内容が普通銀行と同質化していった。

高度成長期にかけて順調な発展をみたが、低成長経済への移行にともない、信用金庫・信用組合、都市銀行・地方銀行に挟まれて苦戦するようになった。

1988年5月には金融制度調査会の答申「相互銀行制度のあり方について」が出され、1990年末までに1行を除いて67行が普通銀行に転換した。