決済のファイナリティ

決済のファイナリティとは、銀行券の受渡しや中央銀行預金の振替で決済して、決済が最終的に終了すること。支払完了性ともいう。

銀行をまたがる決済の場合、相手の銀行の顧客口座に入金されたとしても、銀行間の決済が銀行券の受渡しや中央銀行預金の振替を使って終了するまで、決済は完了したことにならない。

なぜなら、送金した銀行が銀行間の決済を済ませる前に倒産してしまう可能性があるからである。

相手の銀行の顧客口座に入金されたあとの、決済がファイナルになるまでの期間が長いほど、送金した銀行の倒産にともなうリスクは高くなる。

顧客の口座入金から銀行間の決済が最終的に済むまでの期間の範囲を、決済のファイナリティ水準という。

決済システム全体のファイナリティ水準が高ければ高いほど、決済システムのリスクは小さくなる。つまり、顧客間の送金と銀行間の決済が連動していて、中央銀行預金の振替で実施される決済システムが、リスクの観点から望ましい決済システムである。