東証マザーズ

東証マザーズとは、東京証券取引所が「今後成長性が期待される分野に属する事業」を主要事業する企業に上場の道を開き、企業に成長マネーを適宜供給するための市場として1999年に設立した、ベンチャー企業向け株式上場市場。単にマザーズと呼ぶことが多い。

東証マザーズでは、幹事証券会社が「高い成長性を有する理由」を記載した書面を提出すれば、株式公開時に債務超過や赤字でも、次の要件を満たしていれば株式公開が可能である。

1.上場時に1000単位以上の公募増資を行い、新たに300人以上の株主をつくる
2.上場時(上場日)の時価総額が10億円以上
3.成長性が認められる事業についてはすでに売上高が計上されている

しかしながら、上記の条件を満たしていたとしても、市況により上場できない場合もある。2009年現在では赤字会社の上場は困難である。また、株式公開後の株価が公募価格を下回る銘柄が続出するなど、公募価格の設定にまつわる問題点も指摘されている。

株式公開後は企業の事業計画が予定どおり進行しているかを投資家が把握できるように、 タイムリーディスクロージャーや四半期ごとの業績概況などの情報開示と、株式公開後3年間はアナリスト向けの会社説明会を年2回開催することを義務づけている。