損害保険会社

損害保険会社とは、財産に対する不測の損害を補償することを約し保険料を徴収する損害保険業務を営む株式会社。設立などは監督法規である保険業法により規制されている。日本では、近代的な損害保険会社の創設は1879年に行われたとされる。

日本の損害保険には、火災保険、海上保険、運送保険のほか、各種の新種保険(傷害保険、賠償責任保険、自動車保険など)がある。

昭和30年代までは火災保険が圧倒的な地位を占めていたが、昭和40年代に入ると新種保険が自動車保険を中心に急成長をみせ、現在では大半を占めるまでにいたる。

また、損害保険の性質上、被保険者は企業の比率が高い。損害保険会社の資産の大部分は保険料収入から積み立てられた契約者準備金で占められる。

資産の運用について、海上保険を営む会社が船舶抵当貸付が認められている以外は、生命保険会社と似たような規制を受ける。

しかし、損害保険契約は不慮の災害を対象とする原則として期間1年以内の契約であるため、資産運用は流動性が重視されている。したがって運用は有価証券投資が中心となっており、貸付金の比重は低い。

この点、損害保険会社は生命保険会社に比べ短期金融機関としての性格が強い。