投資銀行

投資銀行(investment bank)とは、企業が新規債券または新規株式の発行を市場で行うことを支援する金融機関のこと。通常は発行体と投資家の間の仲介者としての役目を果たす。おもな業務は、企業の有価証券の新規発行の引受、仲介と、それにともなう事業組織、資本構成、企業買収戦略などに関するコンサルテイング業務などである。メリルリンチ、ゴールドマンサックス等が該当する。

投資銀行は、入手可能なすべての株式を設定価格で購入し、一般投資家に再販することで有価証券を一括で引き受ける場合がある。または、投資銀行が発行体の代理人として有価証券を販売し、手数料を得る場合もある。

投資銀行はまた、企業の重要データを潜在投資家に提供する企業目論見書の作成に責任を負い、ミューチュアル・ファンド会社など機関投資家への販売も含めて、すでに発行された有価証券の大量販売を行う。

投資銀行は商業銀行や貯蓄貸付会社とは異なり、個人向けのリテール・バンキングを行わない。

2008年の米国金融危機をうけて多くの投資銀行が破綻し、同年9月下旬に最後に残った投資銀行ゴールドマンサックスとモルガンスタンレーが破綻を逃れるために銀行持ち株会社に移行したことで事実上純粋な投資銀行はなくなった。