国債市場特別参加者制度

国債市場特別参加者制度(primary dealership)とは、欧米各国のプライマリーディーラー(政府公認国債取引業者)制度を参考にして、国債の安定消化と国債市場の透明性、安定性、流動性、効率性の維持・向上等を図るための制度。2004年10月から導入された。

一定基準を満たして財務大臣に指定された特別参加者である金融機関や証券会社は以下のような義務を負う。

1.原則としてすべての国債入札において相応な価格で発行予定額の3%以上に相当する額で相応額を応札する

2.直近2四半期中に発行されたすべての国債について一定割合以上を落札する

3.国債流通市場に十分な流動性を提供する

4.財務省に対して毎週、国債、債券先物、円金利スワップ等の取引動向等についての情報提供や国債入札前日にみずからの応札・落札予定額等についての情報提供を行う


他方、特別参加者は国債買入消却その他への入札や、国債市場特別参加者懇談会に参加して財務省と意見交換するなどの特別資格をもつ。


国債は約40年間、シンジケート団方式(シ団方式)により約1200社の金融機関などで構成される国債募集引受団が一定基準のシェアで引き受ける形態をとっていたが、近年は公募入札方式の比重が高まっている。