固定為替相場制度

固定為替相場制度(fixed exchange rate system)とは、為替相場の変動を平価(exchange parity)や基準為替相場(セントラルレート)の上下一定の幅に限定する制度のこと。

金本位制では為替相場は平価を中心に金現送点内を変動するにすぎないため、一種の固定為替相場制度であるが、これは金本位制の性格から自然に出てきた結果である。

固定為替相場制度は世界貿易の発展に資するが、経済の長期的構造変化に対応しえないという問題点がある。また、為替変動幅が小さいと、国際収支の自動調節作用が働き難く、かつ金利裁定ないし為替投機にもとづく短期資金移動を起こしやすいという難点もある。
1973年3月以降、主要国通貨は揃って変動為替相場制に移行し、為替相場は市場の実勢によって決められることとなった。