公社債基準気配発表制度

公社債基準気配発表制度とは、日本証券業協会が、国内公募公社債の店頭売買のうち一定の要件を満たしたものについて、その価格情報を毎日公表して、協会員と顧客の参考にすることで投資家を保護することを目的とした制度。

公社債流通市場では、各証券会社の店頭で相対で行われる店頭取引が90%を超えており、そこで形成される価格情報が第三者にも伝達されて市場公知となることが、公正な価格形成と取引の円滑化に意義を持つ。

そのため公社債基準気配発表制度はしだいに整備・拡充されていった。特に1998年の一連の証券市場規制緩和にともない気配公表銘柄数が大きく増加した。日本証券業協会は気配発表制度の信頼性向上を図るために検討を続け、2002年8月に公社債店頭売買参考統計値発表制度として改められた。

新制度では、

・従来の基準値の名称を新たに売買参考統計値として単なる平均値であることを明確にした

・7社以上の指定報告協会員によって選択された銘柄(選択銘柄)の気配の平均値、中央値、最高値、最低値の4つの値を公表することとした

・報告時限を午後4時30分までに延長して精緻性向上を進める

などの改善策が実施された。なお、2003年4月からは個人向け社債等の店頭気配情報発表制度も実施されている。