債務証書借入

債務証書借入とは、旧・西ドイツで1960年代後半から、おもに連邦政府が財政赤字のファイナンスのために積極的に活用されるようになった資金調達方式。債務証書は短期もしくは長期の大口貸出に際して、債務者が債権者に対して作成する債務の承認書で流通性がある。

最近はドイツ債券市場において、企業が社債に代わるものとして債務証書の発行による借入を選好している。

債務証書の場合は1件当りの額面を多額にして発行できるため、利息の支払が容易であり、かつ利払費用が少ない。さらに社債発行と違い社債券の印刷費用も省略できる。発行手続が債券に比べて簡単で、市場金利をみながら機敏に発行できるなどの様々なメリットがあり、ドイツ資本市場では債券以上に重要な役割を果たしている。

また、債務証書譲渡のための流通市場も成熟しているため、公正な流通価格が形成されており流動性が保たれる。