債務者利得

債務者利得とは、インフレが生じた場合、債務額は実質的に減価するが、このときに債務者が得る利得のこと。逆に債権者は損失をこうむるが、これを償権者損失という。

預金者がインフレで預金の実質価値の下落をこうむることを預金目減りというが、これも債権者損失の一種である。

インフレにともなうこうした利得・損失の発生は実質的な富の移転であるほか、借入を行ったほうが得とのインフレ心理を引き起こしやすく、石油危機後のインフレ期に社会的・経済的に問題となった。