債券貸借取引

債券貸借取引とは、債券を空売りした場合に、受渡し以前にその債券の買戻しを行わないときに受け渡す当該債券の手当てが目的の債券の貸借のこと。

取引担保に現金を用いる場合には、債券の貸し手には資金調達手段ともなる。法律上は消費貸借契約とされるので、返済には借入債券自体ではなくそれと同種・同量の債券をあてることとなる。

無担保取引と有担保取引とがある。1996年に規制緩和が行われて、現金担保付取引への付利禁止規定の撤廃などが実施されて、市場が急拡大した。ただし、大半は有担保取引である。

現金担保付債券貸借取引(貸借レポ取引)は現先取引と経済効果が類似するが、後者は売買取引であること、貸借レポ取引は一括清算条項やリスク管理の仕組みが整備されていることなどで区別されている。貸借取引はほとんどの公社債が対象となるが、金融機関相互の非課税国債取引が中心である。