債券先物取引

債券先物取引とは、将来の一定の期日に、取引約定時点で取り決めた価格で特定の債券を取引する契約のこと。

債券先物取引の対象は、発行されている国債そのものではなく、証券取引所がクーポンレート(利率)、償還期限などを標準化して設定した「標準物」とよばれるものである。

たとえば、長期国債先物取引の対象は、償還期限10年、クーポンレート6%の長期国債標準物である。

標準物を取引対象とする方式は、
・価格の継続性と連続性が維持される
・取引が簡明で理解しやすい現物債のような発行量の制限がないため、流動性に富んでいる

などの長所をもち、海外の債券先物取引でも広く用いられている。債券先物取引は、幅広い投資家の参加を前提に取引所取引として実施されており、いずれも売買単位は1億円からで、一定の証拠金によって売買が可能となる。

決済方法には、取引最終日までに転売・買戻しという反対売買によって決済する方法と、受渡し決済期日に受渡し決済をする方法がある。

ただし、標準物は実在する国債ではないため、実際には受渡し適格銘柄とよばれる国債が受渡しに利用される。