個人向け国債

個人向け国債とは、2003年3月から発行が開始された個人のみが保有できる国債のこと。正式名称は個人向け利付国庫債券(変動・10年)。

国債大量発行のなかで確実な発行と消化を円滑にするためには、従来保有割合が小さかった個人投資家による保有を促し、保有者を多様化させることが重要と考えられて導入された。

発行は年4回で1万円単位で購入できる。募集価格は額面金額100円につき100円。償還期限は10年、金利は半年ごとに市場実勢金利に応じて変動する。

各利払期における適用利率(年率)は10年固定利付国債の入札結果で算出される基準金利から0.80%を差し引いたもの(0.01%刻み)となるが、その結果が0.05%未満の場合には0.05%が下限金利として保証される。適用利率の上限はない。

発行から1年経過後は原則としていつでも中途換金できる。個人向け国債の口座を作った証券会社、金融機関、郵便局などの取扱機関に中途換金請求する。償還金額は額面金額100円につき100円。利子所得に対する税金は利払時に20%の源泉分離課税がかかる。

ペーパーレス化されており国債証券自体は発行されない。なお、これ以外にも毎月定期的に発行されている2年、5年、10年の固定利付国債は個人による購入が可能である。