信託銀行

信託銀行(trust bank)とは、銀行法にもとづく普通銀行のうち信託業務を営むもの。
日本の信託制度は、1900年制定の日本興業銀行法において導入された。それから1903年に信託会社がはじめて設立されて以来急激に発達していった。1923年に信託法と信託業法が施行されて法的根拠が明示され、本格的な整備がされるようになっていった。

1948年に信託会社は銀行法にもとづく銀行に改組され、兼営法により銀行・信託両業務を扱う信託銀行となった。金融機関の業務分野規制のもとで、信託業務を営む銀行は10行に限定されていたが、1985年に外国銀行系信託銀行の営業が許可された。

1993年には金融制度改革関連法にもとづき、普通銀行や証券会社の信託業務への参入(業態別子会社方式)が、2001年には普通銀行等の本体での信託業務も認められた。

しかし、バブル崩壊後の厳しい経営環境下、合併・統合による再編も進んでおり、普通銀行と並んで金融持株会社の子会社になる例もある。

信託銀行は、貸付信託、金銭信託、投資信託、年金信託など、金銭の信託により集めた資金を長期に貸し付ける長期信用機関としての機能と信託業務の本質である財産管理機能などが中心的業務となるが、併営業務として投資顧問業務、不動産売買の仲介や鑑定評価、証券代行業務などもあわせて行っていることが多い。