信用取引

信用取引(margin transaction)とは、投資家が委託保証金を証券会社に担保として預託し、買付資金または売付株券を借りて売買を行い、一定の期限内に決済する株式の取引のこと。

証券会社が顧客に信用を供与して行われる取引なので信用取引と呼ばれる。ただ取引といっても、証券会社と顧客との貸借の関係であり、市場での証券の売買は現物による普通取引として実施される点で差額決済での清算取引とは異なる。.

信用取引を行える証券は市場第一部銘柄の株券に限定されている。信用取引が成立すると顧客は約定日から3日以内にその代金の一定比率を委託保証金として現金あるいは有価証券で証券会社に預託し、4日目に証券会社から代金もしくは株券を借り入れて受渡しする。6カ月以内に反対売買を行うか、借入金(もしくは証券)を返済するかによって貸借関係を終結する。

信用取引は実際に株式を保有したいという実需だけでなく、短期にキャピタルゲインを得ることを目的としたいわゆる仮需要を増やして株式市場の注文の厚みを増し、取引の円滑化と、より公正な価格形成を図るという重要な機能を果たしている。

顧客にとって信用取引は少ない自己資本でレバレッジを効かせることを可能にするが、同時に金利支払やあるいは株券の調達コストといったリスクを背負うことになる。


信用取引回転日数は、信用取引を利用した投資家が、平均的に何日で反対売買をして決済しているかをみるもので、市場の強弱の度合や取組の厚さなど、内部需給関係を検討するための重要なテクニカル指標の1つである。