世界銀行

世界銀行(World Bank)とは、国際復興開発銀行(IBRD:International Bank for Reconstruction and Development)と国際開発協会(IDA:International Development Association)とをあわせて通常いう。

IBRDは1944年のブレトンウッズ協定でIMF(国際通貨基金)とともに設立された国際金融機関(設立は1945年)。IDAは貧しい発展途上国を対象としてIBRDに比べゆるやかな条件で融資を行うため、1960年に設立されたIBRDの姉妹機関(第二世銀ともよばれる、組織とスタッフはIBRDと同じ)。これらの機関は国際金融公社(IFC、1956年設立)、多国間投資保証機構(MIGA、1988年設立)といわゆる世銀グループを形成する。

IBRDは加盟国の戦災などからの復興と、発展途上加盟国の開発を目的としているが、現在では後者に必要な融資や技術協力などを中心としている。融資は経済成長の促進に役立つ案件を対象に長期・商業ベース(一般に据置期間5年、償還期間15年以内、変動金利)で行われ、各種インフラの建設や整備向けが主となっている。

一方、IDAは目的や融資活動はIBRDと同じであるが、きわめて貧しい国(1人当りGDPが毎年度定める水準以下の国)へゆるやかな条件(据置期間10年、償還期間35年ないし45年、無利子)で融資する点が異なる。

1980年代になって累積債務問題が深刻化したために、IBRD、IDAともそれに対処するための累積債務国の政策変革や制度・部門の改革を支援する調整融資や債務削減支援融資のウエイトを高めた。