ユーロ

ユーロ(Euro)とは、1999年1月に誕生し、2002年1月から紙幣・硬貨の一般への流通が開始された欧州1の単一通貨の呼称。発足当初の参加国は、ベルギー、ドイツ、スペイン、 フランス、アイルランド、イタリア、ルクセンブルク、オランダ、オーストリア、ポルトガル、フィンランドで、2001年1月にギリシャが加わった。

経済規模および世界貿易に占める比率で、日本をしのいで米国に迫る巨大な経済圏を形成する。ユーロの参加には、インフレ、財政、為替レート、長期金利の4種類の経済指標で、1991年の欧州連合条約(マーストリヒト条約)に規定された収飲基準を満たす必要があり、ユーロ参加後も、域内全体にインフレ圧力を波及させるおそれのある過剰な政府借入を防ぐために、財政については収敏基準と同様(GDPに対する年間の財政赤字3%以内、同政府債務残高60%以内)の規律が求められている。

この規律が維持できず、年間の財政赤字が基準の3%を超えると、その程度に応じてGDP比の02~ 05%の制裁措置が科されることが、安定成長協定に示されている(ただし、これまでのところ、実際には発動されるにいたっていない).ユーロ圏の金融政策を担うのはECB(欧州中央銀行)で、物価安定を最大の目標として、外国為替のオペレーションなども実施し、各国の中央銀行は、ECBの指示と勧告にもとづいて行動する。