ムラーバハ

ムラーバハとは、資金の出し手(銀行など)が商品の売り手に対して現金で商品代金を支払い、いったんその商品を購入した上で、商品の買い手に転売するという設備や製品などの商品購入に用いられる割賦販売に類似したイスラム金融のスキームである。

商品の所有者は商品の売り手、資金の出し手、買い手の順番で移る。

転売という形で、分割払いや支払いの遅れを認めつつ、仕入れ金額に上乗せして資金の出し手が利益を取るという仕組み。上乗せしたマージン分が通常の場合の利子に相当するものとなる。買い手側は、分割払いにして、支払いを遅らせることができるためマージンを払う意義が発生する。

金融取引の約定時点で購入する対象物が決定しているので、実態を伴う取引とみなされてシャリア適格とされている。

ムラーバハを用いた資金運用は、イスラム金融での資金運用全体の約7割を占めているといわれており、イスラム金融で最も一般的な取引。