フリー・キャッシュ・フロー

フリー・キャッシュ・フローとは、企業の純粋な現金収支をまとめたもののこと。

フリー・キャッシュフロー
=事業からのキャッシュフロー-投資のキャッシュ・アウトフロー
=営業利益×(1-法人税率)+減価償却費-設備投資額-運転資本増加額

税引後の営業利益に減価償却費を足すのは、減価償却費が現金流出を伴わない費用項目のためである。法人税は、キャッシュフローに負債の節税効果を含めず、100%株主資本の場合に生じるキャッシュフローを計算するために控除される。

フリー・キャッシュ・フロー計算書は、キャッシュ・フロー計算書と異なる。キャッシュ・フロー計算書は一般に、金利・税金・償却前利益を表すものである。キャッシュ・フローと償却前利益は、債務や税金などの外的な要素を除く、企業の実際の事業運営における収益性に注目したものである。

株式アナリストは、企業の現金収入すべてを加算し、そこから税金や利払いも含めた現金支出を差し引き、フリー・キャッシュ・フローを確定する。その結果、企業の会計年度末の現金残高や現金不足分が把握できる。

日本では2000年3月期から連結キャッシュフロー計算書が開示されることとなった。それにより、企業のフリー・キャッシュ・フローを把握することが容易となった。