デットデットスワップ(DDS:Debt Debt Swap)とは、債務を資本的性格を有する劣後ローンに転換すること。企業の株主資本比率が向上するなど、財務状態が改善されるというメリットがある。

デットエクイティスワップの場合は債務を株式に転換するため、株主構成に変化が生じるが、デットデットスワップは返済順位の低い劣後ローンとの交換のため、既存の株主構成は変化しない。そのため、経営権を保持したい中小企業主や、市場価値のない株式を保有したくない金融機関にとって抵抗感が少ないとされる。

中小・零細企業は事業遂行目的の長期借入金など、資本的性格の強い資金を融資の形態で調達していることが多い。金融庁はこの実態を考慮して、2004年初頭の「金融検査マニュアル別冊(中小企業融資編)」で資本的性格の強いローンを、資本的劣後ローンとして債務者の資本とみなすことを認めた。マニュアルでは、資本的劣後ローンに転換された部分が金融機関にとって貸出条件緩和債権に該当する場合でも、当該債権の残りの債権については要管理先債権として扱うことはないという金融機関や中小企業経営へ配慮した形をとっている。

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