テイラールール

テイラールール(Tailor rule)とは、金融政策を行ううえで、目安となる運営方式の理論の1つ。提唱した経済学者のJ.テイラーが名称の由来である。

この理論によると、実質GDPがトレンドを上回ったり、現実のインフレ率が目標値よりも上昇したりすると、中央銀行が短期金利の誘導目標を引き上げる。

金融政策の運営方式については、そもそもルールによるべきか裁量によるべきか、という議論があり、ルールとしてはM.フリードマンによるk%ルールが有名であるが、これは無条件のルールであり、経済の状況などを考慮しないものであった。

これに対して、テイラールールは経済状態(物価と所得)に反応して金利を動かすルールを定式化しており、より現実に即した理論であるから注目された。