セーフ・ハーバー・ルール

セーフ・ハーバー・ルールとは、一定のルールのもとで行動するかぎり違法ないし違反にはならないとされる範囲をいう。米国で積極的に活用されている。船は安全な港(セーフハーバー)にいる限り、海難を避けることができることに由来してこうよばれるようになった。

ある行為を包括的に規制するときに適法かどうかの基準が明確でないと、当該行為を行おうとする者は予想できない責任を避けるために、適法な行為だったとしても違法になる可能性が判断できずに当該行為を避けるようになってしまう。

セーフハーバールールは、こうした包括的規制で適法な行為をあらかじめ類型化して示すためのものであり、法的な安定性を高めている。

企業が自己株式の取得の際に相場操縦行為違反とみなされない自己株式の購入方法を示したSEC規則10b-18が有名で、日本で自己株式の取得が解禁されたときに同ルールを参考にして法整備が行われた。