シンジケートローン

シンジケートローンとは、借主の資金調達のニーズに対して複数の金融機関がシンジケート(共同で所有する組織)を作り、ひとつの契約書に基づいて融資を行う形態のこと。

政府、公共部門、多国籍企業などの急増する多額の資金需要に応じ、1970年代に入ってから、ユーロダラー市場を中心に急速に発達してきた。

シンジケートローンは、幹事金融機関が資金を募集する点では、社債発行と似た側面があるが、金融機関からの借入取引として扱われる。シンジケートに参加する金融機関にとっては、共同で融資する事により、リスクを軽減する事が可能となる。借主にとっては複数の金融機関から借入れを行うことで、より大規模な資金調達ができるため、多額の資金を必要とする場合に利用される。

融資金利は、ユーロ通貨の資金調達コスト(LIBOR)にスプレッドを加えたものが多い。スプレッド幅は融資期間の長短のほか、借入人の信用リスクの度合で異なる。

シンジケートローンは1999年頃から国内市場に定着し、2007年には市場規模24兆円と社債市場以上の規模にまで成長している。