システミックリスク

システミックリスク(systemic risk)とは、資金決済システムに参加しているある金融機関に問題(コンピュータ事故、倒産など)が生じて決済不能となった場合、その金融機関から資金の受領を見込んで資金繰りを計画していた別の金融機関が同様に決済不能となり、こうした過程が連鎖的に波及し、決済システム全体が麻痺してしまうリスクを指す。

日本の決済インフラである日銀ネットでは、システミックリスクを最小限に抑えるために機能・物理の両面で各種の対策を施している。また、決済リスクの削減をめざして当座預金決済に2001年よりRTGS(リアルタイムグロス決済)が導入された。

民間でも決済システムの安全性向上を目的として、外国為替円決済制度での担保制度と流動性供給スキームの新設が1998年に実施されるなど、種々の改善措置が実施されている。