サービサー

サービサー(servicer)とは、日本ではサービサーというと、現状、資産の流動化・証券化に関するものと、債権管理回収業法(サービサー法)上にもとづくものとの2つがある。

前者は、資産の流動化で対象となるセットプールの管理や集金などの事務作業を行うものである。通常、セットプールの譲受人は流動化を行うためだけの媒体で、実際の管理のための人員・体制を有していない。
このため、対象となったセットプールを管理していた経歴を持つオリジネーター(対象資産の原保有者)が、セットプールの譲受人との間で事務委託契約(サービシング契約)を締結し、流動化スキーム上のサービサーとなる。

一方、後者は、1999年2月に施行された債権管理回収業法で法務省許可を受けたもので、不良債権の回収を行うスペシャルサービサーである。以前は、事件性のある金銭債権の管理回収は弁護士以外の者が取扱うことが禁じられていた(弁護士法72条、73条)が、債権管理回収業法でその制約が解除されて、許可を受けた会社には事件性のある金銭債権の取扱いが認められた。

反社会的団体を排除するために、資本金5億円以上、反社会的団体の関与の排除、常務に従事する取締役1名以上への弁護士関与などが定められている。2001年9月に業務範囲を拡大する改正法が施行され、取り扱えるノンバンク債権の範囲が拡大された。また、証券化に関連した金銭債権の扱いも可能となった。